ロサンゼルス日和-The heart of it-

ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

「こっち側」に引き戻された話

前回の投稿「日本のみんなに伝えたいこと」にも書きましたが、私は2017年7月末〜8月16日まで日本に一時帰国しました。

私の実家は栃木なのですが、実家に帰る前に友達に会っておこうと思い、

成田空港から直接東京に向かい、そこで3日間過ごしました。

大学時代の友達、会社の元同期、短期留学時代に出会った友達(実は大学4年の時にセブ島に1ヶ月間留学してました^^)などと会いまくり、色々な話をしました。

しかし、今までは感じたことがない、大きな違和感を感じました。

例えば、大学時代のサークル仲間で会った時。

女友達3人と私で飲みに行ったのですが、私以外の3人の状況はこんな感じでした。

 

友達A:大学以来付き合い続けている先輩と1年半ほど前に結婚。お互いの職場が遠いため、その中間地点のアパートに住み、新幹線通勤をしている。

 

友達B:大学院以来付き合い続けている年下の彼氏婚約。今月中に入籍、来月結婚式。友達の職場は東京、相手の職場が静岡と離れているため、現在は静岡に一緒に住んでおり新幹線通勤をしている。

 

友達C:大学以来付き合っている(数年間か別れている期間もあったが)彼氏とついこの間、婚約。結婚に踏み切らない彼を焦らせて結婚に持ち込んだ感じ。同棲や入籍については今後追い追い話をしていく予定。

 

そして私の状況はというと、2年前に会社を退社してニューヨークに渡米。その半年後、大学以来6年半付き合っていた彼氏と別れてしまう(これは今までの人生で一番辛かったし、今でも思い出すと少し辛い)。その後、語学学校に通いながら大学院進学に向けて準備を始める。1年ほど前から新しい彼氏と付き合い始める。2ヶ月前に大学院進学が決まる。今月末より授業開始((((;゚Д゚)))))))

 

この中で私だけ共通の話題がないような、とても孤独な感じがして、その場にいることに耐えられませんでした。

そこで、私がニューヨークの大学院を卒業したあとにこんなことをしたい、という話をしたとしても、みんなの反応は薄い…。というか、そもそも興味すらないような感じがしました。そして、すぐに自分達の興味のある話題(結婚、仕事など…)に戻ります。

 

その日の夜、私はなぜか(時差ボケもあったと思うけど)眠れませんでした。

自分で決めたニューヨーク行き、嫌な仕事からも解放され、英語もある程度身につき、向こうで新しい友達もたくさんでき、全ての環境が一新しました。

ニューヨークは世界各国から目的を持ってやってきた人が多く集まっており、仲が良い友達は皆、夢の実現を目指して奮闘しています。

もちろん、その過程で恋愛や結婚もありますが、それは単なる通過点であるという意識が強いです。

そういう仲間達に囲まれて、私も大学院進学という目標を無事叶えることができました。

でも日本に帰ってきて「こっち側」の現実を目の当たりにして、自分が完全なる部外者になってしまったという気持ちと、今後結婚とか出産をどうしようかという意味のわからない不安で押しつぶされそうになりました。

私は関係が安定していた元彼ともとっくの昔に別れてしまった。今付き合っている彼氏はもちろん好きだけど、まだ結婚の話をする感じではないし、そもそもこれから大学院に2年間行くことが決まっている中で、心配するべきことはそっちじゃない。それはよくわかってる。でも…

みんなが同じような道を歩んでいると、そこからかけ離れていることをすごく不安に思いますよね。人ってそういうものなのかな?と思います。だから自分が身を置く環境って大事なんです。

私は田舎育ちで、いい意味でも悪い意味でも安定を良しとする思考からまだ抜け出せていないんだなぁ、と痛感しました。

まだまだ語り尽くせませんが、徐々にブログに書いていけたらなぁと思っています 

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#ニューヨーク #留学 #theheartofit