ロサンゼルス日和-The heart of it-

ロサンゼルス在住です。アメリカ生活のあれこれ。

「留学する」目標を達成した人

先日、たまたまニューヨークに来て数週間しか経っていないというNさんという人と話す機会がありました。

セミナーでたまたま隣の席に座っていたNさん。

ニューヨークには5ヶ月滞在予定とのこと。

仕事をやめて来た、と言っていたので、「じゃあ、帰らなきゃいけない期限があるわけじゃないんですね。どれだけ長くニューヨークにいても大丈夫ですね」と冗談っぽくいうと、

「でも・・・ 」と言って、急に(なぜか)私の年齢を聞いてきました。

「29歳です」、と言うと、

「あ、私28歳なんです。同じぐらいですね。結婚とかってどう考えてますか?」と聞いてきました。

私は、「とにかくあと2年は大学院だし、まだわからないかなー。でも結婚はしたいと思ってます」みたいなことを言うと、

「もうこの年齢だし、周りの目が気になるんです。しかもアメリカに一生滞在なんて考えられないし、だからって長く滞在しても・・・この歳だし・・・結婚とか考えたら・・・」とのこと。

すごくよくわかる。でも・・・・

自分の年齢と世間の目をすごく気にしている、この人。

アメリカに飛び出してきたことで、何か大きな一つの目標を達成して、

そして、すぐに次の不安や心配事がおそってくる。

きっと、Nさんはその状態なのだと思います。

思い切って仕事を辞めて、憧れの海外に移住した。

そしてそこで良くも悪くも現実を見た。

その後、日本の友達のfacebookInstagramで結婚式や赤ちゃんの写真が目につくようになり、ああ、自分は海外で何やってるんだろう・・・みたいな気持ちになり、孤独を感じてしまう。という感じなんでしょう。

留学したい。海外に住みたい。そういう憧れの気持ち、自分の欲望にしたがって行動するのは本当に素晴らしいと思います

多くの人ができないことを成し遂げたのですから。

でも、その目標を達成した後には必ず新たな目標を見つけましょう。

そうじゃないと、日本の安定した友人たちの人生を羨んで逆に卑屈になってしまいます。

今は結婚、出産のブームかもしれないです。でも、それもちょっとの間。

長い目で見たときに、結婚が3〜5年遅かろうが、本当に小さな差でしかないですよね。

自分が就活してたとき、大手企業から内定をもらうことが人生の目標のような気がしていました。

でも、そこから5年も経てば、幾つの企業から内定をもらったか、どれだけ大手企業に就職したかなんて、話題にすら出てこないです。

人生なんて、そんなものです。

私はニューヨーカーになりたくて、ニューヨークに来ました。

憧れは、年齢なんて気にしない好きなことに生きるキャリアウーマン(でも結婚したいし子供ほしいけどね!)。

きっとはたから見たらそう見えてる。(と信じている)「日本を飛び出して、英語ベラベラになって大学院に入った」成功ストーリー。

でも、私はと言うと、今後どうしよう・・・と不安でいっぱいだし、日本に帰りたくないけどいつかは帰らなきゃいけない、とか、親とネコが心配だったり、でもアメリカで就職することが目標!とか・・・色々考えます。

隣の芝は青いです。

 

#ニューヨーク #留学 #theheartofit